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12月、家庭科の授業の様子を紹介いたします。

12月も後半に入り、いわきでも寒さが厳しいと感じられるようになってきました。
今回の記事は、小学部5年生の家庭科 題材名「食べて元気!ご飯とみそ汁」より学習内容「ご飯とみそ汁を調理して、食事について考えよう」をご紹介します。
 

 本題材は、学習指導要領の内容「B衣食住の生活」より「(1)食事の役割」「ア食事の役割と食事の大切さ、日常の食事の仕方」と「(2)調理の基礎」ア(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)と「(3)栄養を考えた食事」ア(ア)(イ)(ウ)イを受けて設定しています。

『小学校学習指導要領』

本時のめあては、「だしの役割を知り、おいしいみそ汁の作り方を調べて作ろうです。」
おいしいみそ汁を作るにあたり、みそ汁の実(野菜などの具材)は、だいこん、油あげ、ねぎとなりました。
このうち、だいこんは総合的な学習の時間で育ててきた学校の畑のものを使うことにしました。

お店で売られているだいこんとは少し雰囲気が違いますが、今回のみそ汁5人分の実としては丁度良い大きさです。

畑のだいこんは、必要な分の1本だけ抜いて残りは、3学期の総合的な学習の時間に予定している別の活動まで植えたままにしておくことにしました。(こうしておけば、いつでも新鮮な大根が収穫できます。)

家庭科室へ移動して、いよいよ調理が始まりました。
1 だしを準備する

煮干しの頭とはらわたを手で取り除き、なべに分量の水を入れ、煮干しをつけておきます。
(写真はなべを火にかけてだしを取った状態のものとなります。)

2 洗う・切る

材料によって切り方を工夫し、大根は厚さ5mmくらいのいちょう切りにしました。

3 だしを取る
水に煮干しを入れたなべを火にかけて、強火で沸騰させます。沸騰したら弱火にし、魚の香りが立ち上るまで5分間程度だしを取ります。
(だしを取った後の煮干しは、取り除いてもいいし、入れたままにして実といっしょに食べてもよいです。)

4 にる
だし汁の中に実を入れて煮ます。火の通りにくいだいこんから先に入れます。

だいこんを入れ、やわらかくなるまでにる。

だいこんに火が通った頃に、油あげを入れ、竹串でだいこんのかたさを確かめます。

5 みそを加える

ボウルにみそを入れだし汁でよくときます。

だし汁でといたみそを入れ、最後にねぎを入れ、ひと煮たちさせたら盛り付けます。

6 盛り付ける
 おいしいみそ汁が完成しました。お椀によそう量も考えて盛り付けました。

玉じゃくしですくいお椀に盛り付けます。

7 試食する
 煮干しでだしをとったので、だしの味と香り豊かなみそ汁が出来上がりました。また、野菜や油あげなどの実の切り方やなべに入れる順番、みそを入れるタイミングなどを考えてみそ汁がおいしくなるよう工夫することができました。

試食のお椀には、だしをとった煮干しも入れ食べてもらうことにしました。

【学習の振り返り】
 だし汁の試食をした時に、煮干しでだしをとると魚のかおりとうま味と塩味がして、それにみそと実を入れてみそ汁を作ると、みそ汁がおいしくなることが分かった。

その後のかたづけもしっかりと行いました。

2学期中の投稿はこれで最後となります。
また、3学期によろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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