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「やじろべえとモビール」(本記事は平校ホームページの記事を再構成しています。)

第2学期終業式も終わり、夕方に幼稚部棟の見回りをしていました。すると、教室に1つだけ残るクリスマスモビール(提示用の見本)が新年仕様になっていました。

これは、もともと幼稚部の子ども達が、さつまいもの茎を使って作ったクリスマスモビールでした。

来年2024年(令和6年・辰年)。今年2023年(令和5年・兎年)もお世話になりました。

思えば、幼稚部では、秋に畑で収穫したさつまいもの茎を、
リース状に丸く束ねたもの(以下、リース状の茎)と、50cm程に切り揃えてまっすぐに束ねたもの(以下、まっすぐの茎)の2つの形状で自然乾燥させていました。

リース状の茎は壁にかけて乾燥していましたが、まっすぐの茎は地味に教室の後ろのほうに置かれて出番を待ってました。

12月に入ると、リース状の茎もまっすぐの茎も、水分が抜けて固くなり、細くて軽くなっていました。

そして、まっすぐの茎の出番がやってきました。

初め、幼稚部の子ども達は、スクール・サポート・スタッフの方が作ってくれた立派なドングリのやじろべえ(画像やエピソードは、平校HP平ふくろう掲示板をご確認ください。)に興味をもちました。

幼稚部の12月の指導計画には季節の飾り作りがあり、いよいよ、まっすぐの茎を使ったクリスマスモビールを作ることにしました。

まっすぐの茎にたこ糸をつけて、そこに、ひいらぎの葉っぱやクリスマスツリーなどのこの季節ならでは紙のパーツをぶら下げていきます。

左右のバランスのなんと、難しいこと!
ほんの少しのたこ糸の位置や小さな紙のパーツ1枚の大きさで
あっちに傾いたり、こっちに傾いたり!

 まっすぐの茎は、長さが50cmあり乾燥して多少短くはなりましたが長すぎたので、半分の20cm程に切って使うことにしました。

 子ども達は、クリスマスモビールが完成するまで、まっすぐの茎の傾き試行錯誤しながらも、まっすぐの茎が水平になるよう何回もやり直して作っていました。

「ほっ。やっとできたよ。」
「明日は平校のお楽しみ会があります。サンタさん来るかな?」

♪そして、絶妙のバランスのクリスマスモビールが完成しました。
子ども達一人一人の作品で教室中がこの季節の雰囲気一色となりました。

その後、このクリスマスモビールは、クリスマスの当日、ご家庭の風景をにぎやかに盛り上げたことでしょう。

皆様、良いお年をお迎えください。

最後までお読みいただきありがとうございました。